発生状況の整理

Davinci Resolve Studio 17.2.2のエンコードが途中で止まる問題が発生。

Timeout when waiting for frame -1 for recording, frame dropped

などとエラーが出て止まってしまう問題が発生しました。
環境と使用状況は以下の通り。

    • Windows 10 Pro ビルド 19042.1165
    • Intel(R) Core(TM) i7-7700HQ 2.80GHz
    • 実装RAM 16.0 GB (15.9 GB 使用可能)
    • Intel(R) HD Graphics 630
    • NVIDIA GeForce GTX 1050
    • Davinci Resolve Studio 17.2.2
  • ノートパソコンなので、外付けディスプレイをメイン、本体ディスプレイをサブにして使用。
  • 4K素材から最適化メディアを作成して、動画を3トラック、その他かんたんなテロップやらフレームを3トラックの合計6トラックと、音声を2トラックを使用し、約15分程度に編集したものをレンダリング時に、上記のエラーを吐いて停止。





結論から先に

拡張ディスプレイを切って、本体ディスプレイのみでレンダリングすると完走できました。

エラーが出たときにタスクマネージャーを確認すると、レンダリングに使用しているNVIDIA GeForce GTX 1050のメモリーがぱんぱん。
とりあえずネット上で同様の問題を解決した方がおられないか検索しましたが、あまり件数はみつかりませんでした。
ちなみに見つけることのできた他の方は、環境設定→メモリー&GPUにある「Resolveのメモリー使用を制限」で、使用するメモリーの量を減らすとか、GPU処理モードを自動からOpenCLにして、GPU選択も自動から明示的に選択して、とかやっておられましたが、うちでは全部ダメでした。
おそらくそれぞれの機器構成と利用状況によって対策が違うんだと思います。
うちでは上記に通り、ノートパソコン本体のみで完結するようにしたら、GPU処理モードとGPU選択も自動のまま、メモリー制限も特に大きく制限することなく完走できたので、PCでトラブルが発生したら「まずは最小構成にして試す」という格言は今でも生きていると実感した次第です。

旧バージョンでも発生している方もおられたようですが、アップデートで直ったとかもあったんで、もしかしたら今後のアップデートで修正されるかもしれませんね。

ハシヅメアーキテック(Hash-AT)代表者。動画や写真撮影、編集、Live配信など映像のお仕事承っております。また、一級建築施工管理技士 / 二級建築士でもあり、住宅・事業所問わず、プランニングから施工まですべて請け負います。事業所向けには工事のほかにOA機器やIT機器の導入、慣熟指導、業務改善のコンサルティング、社内研修の講師、広告・販促ツールの作成など、ご要望があれば出来うる限り対応しておりますので、お客様にはオフィスの新築・改装の際にワンストップで事務所機能をすべて揃えられたと喜んでいただいております。元現代文塾講師で、ライフワークとして現代文の指導を時間の許す限り継続中。