息子を学校に送り出し、改めて自宅前の花壇へと向かう。
誰が管理しているのかもわからない不思議な場所で、全景を写しても廃墟にしか見えない。
なんならどこかの誰かが鉢植えをそのままひっくり返して投棄していったと思しきものも転がっている。
そんな劣悪な環境であれ、植物は生きているのかと考えると、その懸命さに感動を覚える。

ちょうどAmazonでクローズアップレンズを購入したので試し撮りをしてみた。
クローズアップレンズそのものについては後日改めて書こうと思っているが、お手軽で非常に楽しい。
家族でのお出かけなど、荷物をできるだけ減らしたい場面はたくさんある。
マイクロレンズを別で持ち歩くことを考えれば、フィルター1枚程度。
画質の面でもプライベートの記録写真には十分に思える。
ちなみにNikonはいわゆるマクロレンズのことをマイクロレンズという。
もともとはマイクロフィルムを撮影するために開発された歴史に根ざしているとか。
この話は今回とは趣旨がずれるのでまたの機会に。

今回はNikon Z 6IIにNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3の組み合わせにクローズアップレンズを使ってみたが、実用としては120mmまでだろう。
200mmまで伸ばして使うと、それはそれはふわふわぽわぽわになってしまう。
個人的には100mm前後で使うのが最も楽しめた。
今回購入したクローズアップレンズは1,200円ほど。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8でも使うので77mmのクローズアップレンズ、24-70にはステップダウンリング、24-200にはステップアップリングを使用して装着している。
3点合わせても2,500円程度。
1本のレンズで楽しめる要素がこの程度の出費で拡大できるのなら安い買い物だと思う。
血眼になって画質を追求するならいざしらず、手軽にいろんな写真を撮って楽しむことがメインの方なら、持っていて損はないだろう。