以前から今年こそちゃんと紅葉を見に行こうという話をしていたにもかかわらず、具体的にどこという場所は決まらずに日々を過ごしていたところ、ここへきて義妹が候補を数か所提案してくれた。
その候補地の筆頭に挙げられていたのが応頂山勝尾寺で、大阪府下有数の紅葉の名所だ。
ピークの時期には駐車場に停めるまでに数時間かかるというパパにとっては攻略難易度の高い行楽地である。
「すごく混んでてお義兄さん運転しんどいやろうからここじゃなくても…」と申し訳無さそうにつぶやく義妹。
すでにここしか目に入っていない様子の妻。
姉妹のコントラストがすごいなと思いつつ、少しでも混雑を避けられるよう再び義妹に下調べをお願いした。






下調べの結果、この時期の拝観時間は平日8:00~17:00(最終受付16:45)で、ライトアップ期間中の11月12日~12月4日は土日祝20:30(最終受付20:00)までとのこと。
ライトアップは魅力的ではあるが、日曜の夜遅くまで箕面の山奥にいては月曜日からの仕事や学校に障るので、できるだけ早めに出発するという最もありがちなプランで2022年11月27日の8時半頃に堺を出発した。
ナビの案内によれは、渋滞などがなければ約1時間の道のりらしい。
しかしながら勝尾寺周辺の混雑状況が読めないので、できるだけ早めに勝尾寺周辺までは寄せておきたい。
できればノンストップで走り切りたかったが、途中コンビニで買い物をしつつ、10時過ぎに勝尾寺の駐車場待ちの車列最後尾に到着した。
移動した時間帯がよかったのか、日曜のショッピングモール渋滞などもなく、ここまでは非常にスムーズだった。
駐車場待ちの車列も、勝尾寺までの距離が1kmを切っていたので、おそらく30分以内には停められるはず。
8時開門ですでに10時過ぎということもあり、開門と同時に境内に入った参拝者たちの車が下山している。
駐車場が流れているのなら道中見かけたアレも目安にできる。
恐ろしいことに、勝尾寺に続く山道には「勝尾寺まで3km約3時間」と「勝尾寺まで2km約2時間」という看板が立ててあったのだ。
ピーク時はこんなところまで車列が続くということだろうか。
浦安の夢の国も真っ青だ。
我々はというと、車列に並び始めてから15分ほどの待ち時間で、思っていたよりも早く駐車場に停めることができた。

境内

駐車場から出て勝尾寺の方へと歩いていくと、参拝券を求める参拝者の列ができている。
お寺にありがちな券売所とはずいぶん趣が違って、まるでテーマパークのようだ。
拝観料納め処というより、チケット売り場という表現がしっくりくる。
ましてチケット売り場からは境内へとつづく大きな門が見える。
USJである。
正面からも撮影したが、多くの参拝者がここで同じように記念写真を撮っておられて、私の写真にもたくさんの見ず知らずの方々の顔が写っている。
さすがにそんな写真をBlogにはアップできないので、アイキャッチに使用した境内側からの写真でご容赦いただきたい。
さて、その他の境内の写真は以下の通り。
さすが紅葉の名所だけあって、そこかしこで美しく色付いた楓を見ることができる。






勝ちダルマ

境内各所にはいわれを説明した看板等があったのかもしれないが、目に入らないくらい美しい景色で、恥ずかしながら本堂と多宝塔はわかるが、その他の建物についてはなんだかよくわからない。
なお、この日は多宝塔の前で和太鼓のパフォーマンスが行われていたが、常日頃から行われている宗教的儀式ではなく、あくまでパフォーマンスであることにご注意いただきたい。
そういえば境内は大勢の外国人観光客で賑わっており、そういう方たち向けのサービスなのかもしれない。
驚いたのは、紋付袴に色打掛、番傘をさした男女がカメラマンといっしょに境内で撮影をしていて、結婚式の前撮りかと思ったが、こちらも外国人の方だった。
この結婚式前撮り風の3人組だけでなく、着物姿の外国人観光客をたくさん見かけたので、どこかでそんな商売をしているところがあるのかもしれない。
もちろん七五三参りや各種ご祈祷など、日本古来の宗教的儀式も行われていて、この日もきれいに着飾った日本のお子さん連れご家族もおられた。
また、勝尾寺には古来からの勝運信仰があり「勝ちダルマ」を求めて来られる方も多い。
大願成就した後は、目入れをし、ダルマ棚に奉納するということだか、ダルマ棚に奉納されたダルマたちは、観光客が手に取り記念撮影のマスコットになっていた。
勝ちダルマの奉納以外に、本堂の前の授け処で「ダルマみくじ」を引くことができる。
大きなザルにおみくじが刺さったダルマが盛られており、その中からひとつを選びとる。
ダルマ本体は持ち帰ることもできるが、境内にはそこら中にこのダルマみくじのダルマが置かれている。
なかにはダルマみくじの背中に願いごとが書き記されているものもあった。

未来のフォトグラファー?

この日は息子も妻のiPhoneを奪い取り、写真を撮りまくっていた。
境内に入ってすぐ、ダルマみくじがそこら中に置かれているのを目にして興味津々だったので、いろいろ探してみたくなったのだろう。
たまに風景を撮っている場面もあったが、帰宅後に妻から送られてきた息子の撮った写真はほとんどが境内各所に置かれたダルマみくじ。
その数なんと300枚以上。
これだけあるとなかなかに見ごたえがあり、「こんなところにも置いてあったんか!?」と驚くものもあった。
しかし、残念なことに本堂のあたりで飽きたのか、ダルマみくじ写真シリーズは終わっていた。
本人はポケモン感覚だったのかもしれない。

紅葉

境内のそこかしこで美しい紅葉を見ることができるのは前述の通り。
とはいえ家族を連れてのお参りなので、あまりゆっくり撮って回ることはできなかったが、紅葉メインで撮影してきた中から何枚か。

趣味的な写真

最後は趣味的なものを。
家族からのウケは良くないが、本来は暗くて冷たい雰囲気の写真が好みだ。
今回は家族との日帰り旅行の記録がメインなので自重したが、何枚かは趣味的なものを入れたっていいじゃないか。

ハシヅメアーキテック(Hash-AT)代表者。動画や写真撮影、編集、Live配信など映像のお仕事承っております。また、一級建築施工管理技士 / 二級建築士でもあり、住宅・事業所問わず、プランニングから施工まですべて請け負います。事業所向けには工事のほかにOA機器やIT機器の導入、慣熟指導、業務改善のコンサルティング、社内研修の講師、広告・販促ツールの作成など、ご要望があれば出来うる限り対応しておりますので、お客様にはオフィスの新築・改装の際にワンストップで事務所機能をすべて揃えられたと喜んでいただいております。元現代文塾講師で、ライフワークとして現代文の指導を時間の許す限り継続中。